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多種多様なサメの歯について解説 〜後編〜永久に生え変わり続けるサメの歯

こんにちは!

最近1週間ほどさめちゃんねるがNO INDEX状態にされていたのに気づかず、とてもショックを受けているひとみんです。悲しい。そりゃあ、訪問数がいきなり落ちたわけです。とても悲しい。

ブログを放置した天罰です。そうだ、こんな私なんてサメに食べられてしまえばいいんだ。できればホホジロザメに食べられたい。


すみません。取り乱しました。


気を取り直して、今回は前回の記事に引き続き、サメの歯の特徴について解説する記事です。

後編は、サメの歯の生え変わりについて簡単にご紹介します。


サメの歯の生え変わりシステム

突然ですが、みなさんはかの有名な海賊冒険漫画の『ONE PIECE』は好きですか?読んだことはありますか?


この漫画には、魚と人間のハイブリッドキャラが多数出てくるのですが、その中にアーロンというノコギリザメの魚人がいます。とんでもなく悪いヤツなのですが、初期のキャラクターにもかかわらず、なかなかの強いインパクトを残しましたよね。

作中でいくらでも生えてくる歯をみて驚くルフィに、アーロンはこう言います。

「サメなんだ。次から次へと生え変わるさ。前よりもさらに頑丈な歯にな!!」(ドヤア


そうなんです。サメは何度でも歯が生え変わるのです。

その生え変わりの仕組みについて早速見ていきましょう。


サメの歯は使い捨ての歯

人間の歯は歯槽(歯の根がはまっている、あごの骨の穴のこと)に歯がしっかりと支えられています。生え変わるときには、下から永久歯が上がってきて乳歯を押し出しますよね。

反面サメの歯は歯槽に歯が埋まっているのではなく、骨の表面に乗っているだけで、歯は歯茎(歯の根元を覆い包んでいる肉)によって支えられています。

一番外側にある歯列の後ろには、3〜5列ほどの新しい歯が横になった状態で控えています。

交換システムとしては、エスカレーターのような動きを想像してみてください。

サメの歯茎は顎の骨の上を、内側から外側に少しずつすべって動いていきます。

外側の歯が使われてぼろぼろに抜け落ちると後ろから新しい歯がどんどん起き上がってくるシステムなのです

実際に撮影したサメの顎の標本です。

見て分かるように、一番外側にある歯の後ろに、5列ほど新しい歯列がずらりと控えています。


なんで歯が永久に交換されるの?

人間の場合を常識として考えてしまうと分かりにくいかもしれません。

なぜ歯が永久に交換されるシステムなのかと問われると、おそらく答えは1つです。

自然界で生きていくために顎がそのような構造になったから、だと思います。

サメの歯は包丁と同じで、使っていくうちに刃が掛けたり、切れ味が悪くなります。

わたしたち人間の場合は、新しい包丁を買えば済む話ですが、自然界だと新しい歯を買うわけにはいかないですよね。

多くのサメは狩りで歯を使うしかないため、歯が交換されないと武器がなくて困ってしまうわけです。歯がないサメはあっという間に海のハンターたちの餌食とされそうです。

そこで生き抜くためにサメの顎は、便利な歯の製造工場となったのでしょう。


一生でどのくらい歯が交換されるの?

サメの種類によっても異なりますが、1週間に1回の割合で交換されるものもいれば2日に1回の頻度で交換されるものもいます。

その交換システムも種類によって異なります。

例えばブログ内でよく挙がるダルマザメですが、顎全体の歯が同時に一斉に抜け落ちて、一気に新しい歯に置き換わります。理由としては、ダルマザメの歯が1つ1つ刃の役割をはたすのではなく、歯列全体が大きな刃の役割を持っているからだと思われます。

一方でアオザメやイタチザメなどの場合、歯の位置はばらばらで、役割も異なるため1本ずつ新しい歯に置き換わります。

『サメー海の王者たちー』(著・仲谷一宏)によれば、ヨシキリザメを例にして計算した場合、一生に使う歯の個数はなんと62,400本にもなるそうです(!!)


まとめ

さて3回にわたってお送りしてきたサメの歯の記事ですが、いかがでしたか?

わたし自身、サメひよっこLoverなのでまとめているときは「学び」の連続でした。

一貫して言えるが、サメは種類、餌の捕り方、食べ方に応じて歯の形が全く異なるということでしょう。


余談なのですが3月くらいに、シャークジャーナリストの沼口麻子氏主催の「サメ談話会」に参加したときに、おやつの袋を開けるのにイタチザメの歯が使われていて爆笑しました。

本当に鋭利なのでスパッと切れるんです!

わたしも、サメの歯が付いたアクセサリーを足首に付けていた時、よく歯の先があたってちょっと流血してました。

みなさんサメの歯の扱いには十分お気をつけください。


次回の記事は、大学の後輩による寄稿記事です

大学の後輩のRicky君が寄稿してくださいました。「自称サメ社会学者」らしいのですが、週末は茨城の大洗水族館でボランティアをしたり、サメの顎の標本作りや解剖をするほど、わたしより確実にサメに詳しい方です。

是非お楽しみに!

CHAO♡


ひとみん

ひとみん

ひよっこサメLover。目指すはサメエヴァンジェリスト(サメ伝道師)になること。 最近の悩みは、サメが美味しそうに見えてしまうことです。 いつかサメと泳ぐのが夢です。

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