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できれば遭いたくない…日本にも生息する危険な人食いサメ3種類とその対処法

(アイキャッチ画像引用:GATAGより)

身近にも生息する危険なサメ

サメといえば、鋭利な歯、好戦的な性格、危険というイメージを持ちやすいですよね。

しかし他の生き物による被害に比べると、サメによる被害は実際のところかなり低いと言えます。

 

実際の国際サメ被害目録によれば

近年では「おそらく」年間に70~100件のサメ事故があり、5~15人くらいの死者が出ているのではないか

参考:国際サメ被害目録(ISAF)

とあります。

 

発展途上国では被害の数は記録されにくいので、実際の被害件数はもう少し多いかもしれませんが、

サメによる被害って意外に少ないと感じませんか。

 

とは言え、やはりサメとの遭遇は絶対に避けるべきことです。

「深いところまで行かないからそもそもサメに出会わないよ」と思われる方。

 

ご注意ください。

 

サメの中には、淡水に順応する種類浅いところまで来て狩りをするものもいるのです。

実際に海水浴やダイビングをしているときにサメと出会ってしまったら…と考えると、

危険なサメとそうでないサメを見分けるくらいの知識は欲しいですよね。

 

今回の記事では日本近海で目撃される危険なサメの種類をピックアップし、生態とあわせてご紹介します。

正しい知識をつけて、海を楽しみましょう。

 

目次

絶対に避けるべき危険なサメ3種  

①とにかく凶暴なホホジロザメ 

②食いしん坊なイタチザメ

③湖や川にも出没するオオメジロザメ

その他注意が必要なサメ一覧

サメを避けるためには

まとめ

  

絶対に避けるべき危険なサメ3種

 

ここでは人を襲った事例のある、とても危険なサメの種類をご紹介します。

海で出会ったら接触は絶対にしないようにしましょう。

 

① とにかく凶暴なホホジロザメ

(画像引用:GATAGより)

 <基本情報>
和名  頬白鮫(ホホジロザメ)
英名  The Great White Shark
分類  ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属
体長  最大で6メートル以上と言われている(あまり近づけないため未確認)
国内の生息域  日本各地の海
性格

 極めて凶暴。

 欲求不満のときは、船に噛み付いたり口の開け閉めをする謎な行動が見られる。

 

<POINT>

  ★映画『JAWS』のモデルです。

  ★体の背中部分は暗色、お腹部分は白とはっきり分かれています。

  ★よく餌と間違えて人間を襲撃します。

   とくに海で波をかいているサーファーはウミガメに見えるため、襲われる確率が非常に高いです。

  ★とても凶暴ですが、お腹を空かせたシャチの餌になることがあります。

  ★ホホジロザメの繁殖方式は、一言で言うと「共食い」です。

  ★最近の研究結果では胎内にいるときに、ミルクのような成分を出して育てている事がわかりました。

  ★学習能力が高く、狩りも失敗しながら「より良い方法」を学んでいくそうです。

   その知能レベルは犬や猫ほどといわれております。

  ★ストレス耐性が弱いため、水族館では今のところ飼育に成功したところはありません。

 

<日本で起きた死亡事故>

  ホホジロザメの主な生息地は広範囲に渡ります。

  北極や南極など極端に寒いところ以外、どこにでもいると思って構いません。

  つまり日本近海でも目撃されています。

  1992年にはこんな凄惨な事件が起きていました。

 

場所 瀬戸内海
時期 1992年3月8日
被害 死亡(1名)
概要 

瀬戸内海で貝を最終していた男性が行方不明となります。

男性は漁中、無線で助けを求めましたが何かに引っかかったような感覚があり、

なかなか引き上げることができませんでした。

やっと引き上げたものの、回収できたのは潜水服の一部のみ。

潜水服の咬み跡や当時の水温から、5mほどのホホジロザメによる被害と結論づけられました

参考:ジョーズに会ったらどうなるの?怖すぎる人食いザメの事故

 

 

② 食いしん坊なイタチザメ

(画像引用:gettyimagesより)

 <基本情報>

和名 鼬鮫(イタチザメ)
英名 Tiger Shark
分類 メジロザメ目メジロザメ科イタチザメ属
体長 最大で7メートルにも及ぶメスが確認されている
国内の生息域 青森県以南の日本各地の海域
性格

好奇心旺盛。凶暴。

 

<POINT>

  ★世界で2番目に被害件数が多いサメです。

  和名は「イタチザメ」ですが、英名は「タイガーシャーク」です。

   かといって「トラザメ」と訳すと別のサメの種類になってしまうのでややこしいです。

  ★体にしましま模様があるのが特徴です。

  ★通称「海のゴミ箱」。なんでも食べてしまいます。

   過去には皮革製品や石炭やクルマのナンバープレートなどが胃中から発見されたことがあります。

  ★とりあえず噛んでみようという精神で近寄ってくるので、下手に刺激しない方が身のためです。

  ★食いしん坊で好奇心旺盛がゆえに、水深数10cmのところまで接近し、人と接触する機会が多いです。

 

<日本で起きた死亡事故>

 イタチザメはその好奇心旺盛な性格から、世界でも2番目に被害件数が多い事で知られています。

 2012年には、死亡事故には至らなかったものの身の毛もよだつ事件が起こっています。

 

場所

鹿児島県 奄美大島沖
時期 2012年3月23日
被害 行方不明(2名)重軽傷(4名)
概要 

奄美大島沖で漁をしていた漁船が沈没します。

真っ暗な海の中、救助を待つまでの間、乗組員4名はイタチザメの群れと格闘するハメになります。

乗組員の中でも勇敢な行動を取ったのは、機関長の村田氏でした。

彼は両脚を噛まれながらも、体長1mほどのサメ2匹と格闘し、両腕で絞め殺したと語っています。

参考:奄美大島沖漁船転覆事故生還した漁師が語った「人喰いザメとの死闘」ー現代ビジネスー

 

 

③ 湖や川にも出没するオオメジロザメ

(画像引用:National Geographicより)

 <基本情報>
和名 大目白鮫(オオメジロザメ)
英名 Bull Shark
分類 メジロザメ目メジロザメ科
体長 最大で4メートル。サメの中では中型に分類される。
国内の生息域 南西諸島と沖縄諸島の河川。
性格

極めて凶暴。気性が荒く、しつこい。

 

<POINT>

  ★暖かい海域であれば、浅瀬にも出没するので要注意です。

  ★サメの中では唯一淡水にも対応するので川や湖にすみつくことがあります。

  ★その気性の荒さや狙った獲物に頭突きをして攻撃をすることから「ウシザメ」とも呼ばれます。

  ★体つきはがっしりとしており、鼻が短いためにずんぐりとして見えます。

  ★イタチザメも含め、メジロザメ科のサメには凶暴で人を襲うものが多いです。

   最近被害が報告されるヨゴレというサメの種類もメジロザメ科に属します。

 

<日本で起きた死亡事故>

 オオメジロザメによる被害は主に沖縄で報告されています。

 またこのサメは唯一淡水に順応するので、海外では湖にオオメジロザメが入り込んでしまったため遊泳禁止になった例などもあります。

 

場所 沖縄県 宮古島付近
時期 1996年7月
被害 死亡(1名)
概要 

沖縄県宮古島の平良にてサンゴの調査を行っていた男性が、サメに咬まれて死亡。

右胸から下腹部にかけて縦35センチ横30センチが楕円形に食いちぎられ死亡しました。

この被害はオオメジロザメによるものだと推測されています。

参考:サメによる被害例について

 

 

その他注意が必要なサメ

サメは一部の好奇心旺盛で凶暴な種類を除けば比較的大人しい生き物です。

人間が触ったり近づきすぎすると攻撃される可能性はあります。

下記のサメは、被害報告はあるものの比較的襲撃を避けることのできるサメたちばかりです。

 

  • シロワニ顔は怖いけど性格はおとなしいサメです。手を出さなければ攻撃されません。
  • オオワニザメ珍しいサメで飼育記録の報告例は少ないです。
  • アオザメ:サメの中で一番泳ぎが速いですが、外洋性のサメのため人と接触することが少なく、被害も少ないです。
  • ヨゴレ:海洋学者によれば「あらゆるサメの中でもっとも危険」とされていますが、外洋性のため被害報告が少ないです。ただし、性格は凶暴なため危険視されるサメでもあります。
  • ヨシキリザメ人を襲う可能性があります。特に獲物の周りをゆっくりと旋回しながら遊泳するため、近づいてきた際は要注意です。
  • シュモクザメ科ハンマーヘッドシャークとも呼ばれます。アカシュモクザメは群れで遊泳し、その様子がなんとも神秘的です。シュモクザメ科による被害は少ないものの、大型のものもいるため、沿岸にあらわれた場合は遊泳禁止となります。

 

 

サメを避けるためには

 

危険でないサメがいるとは言え、安全に海のレジャーを楽しみたいですよね。

是非、海に入るときには以下に気をつけて遊びましょう。

 

まず念頭に置いておきたいのは、サメは五感がとても発達している生き物だということです。

例えば1滴の血を何キロも先から嗅ぎつけたり、水しぶきにつられて現れたり、生き物が発する微弱な電波を察知したりできます。

 

① サメに近づかない

サメが出た形跡のある、危険な海域には近づかないようにしましょう。サメは早朝や夕方は動きが活発になるので、とくに遭遇の危険性が高まります。

 

② サメを近づけない

出血したまま海に入ったり、むやみやたらに水しぶきをあげることはサメをおびき寄せることになります。また魚類全般に言えることですが、キラキラしたアクセサリーはサメをひきつけるので気をつけましょう。

 

③ サメをはやめに発見する

サメが近づいてきたら、焦らずその場を去るかすぐに水から出ること。

もし手遅れの場合は、サメの急所でもある鼻を殴れば攻撃はしてこないと言われますが、できるだけ対峙したくないですよね。

そのためにはしっかりと周りをみながら楽しみましょう。

 

④ サメに手出しをしない

休んでいるサメにむやみに絡まないこと。

静かにしたいときに無駄絡みしてこられると誰だって嫌ですよね。それと同じです。

 

まとめ

長くなりましたが、危険なサメのまとめはいかがでしたでしょうか。

 

一部のサメを除けば比較的大人しい種類ばかりなので、気をつけて海の遊びを楽しみましょう。

余談ですが、昨年奄美大島でダイビングをした時に、ダイバーの方が「夜潜っている時に、水揚げしている魚の匂いにつられてサメが寄ってくる」「手を出さなければ攻撃されない」と仰っていました。

基本的には人間を襲うというより、魚やアザラシと間違えたり、とりあえず味見してみようと近づいて来るようですね。

海に行くときには、その場所で近年サメの被害が起きていないかをしっかり調べて安全に楽しみましょう!

 

次回もディープな話題をお届けします!

それではお楽しみに!

CHAO♡

 

ひとみん

ひとみん

ひよっこサメLover。目指すはサメエヴァンジェリスト(サメ伝道師)になること。 最近の悩みは、サメが美味しそうに見えてしまうことです。 いつかサメと泳ぐのが夢です。

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